武者小路房子(読み)ムシャノコウジ フサコ

20世紀日本人名事典 「武者小路房子」の解説

武者小路 房子
ムシャノコウジ フサコ

明治〜平成期の女性 日向・新しき村を守り続けた元武者小路実篤夫人。



生年
明治25(1892)年

没年
平成1(1989)年10月25日

出生地
福井県大野郡上庄村(現・大野市)

経歴
素封家の長女として何不自由なく育ち、明治45年青踏社に入る。大正2年、20歳で武者小路実篤と結婚理想郷建設を夢みて、大正7年実篤と共に宮崎県木城村石河内(現・木城町)に“新しき村”を築いたが、その後実篤は村を去り、離婚。のち同家の養子となった武者小路正雄(旧姓杉山)と再婚し、夫とともに村を守り続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武者小路房子」の解説

武者小路房子 むしゃのこうじ-ふさこ

1892-1989 明治-平成時代の女性。
明治25年3月10日生まれ。青鞜(せいとう)社の社員。武者小路実篤(さねあつ)の小説「世間知らず」でC子としてえがかれ,大正元年実篤と結婚。7年夫らと「新しき村」建設のために宮崎県に移住するが,11年離婚。以後も村にすみつづけ,実篤の養子となった杉山正雄と再婚した。平成元年10月25日死去。97歳。福井県出身。旧姓は竹尾

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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